moratorium

うってつけの日々

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

頑是ない

世界から弾き出されたような気になっている。自らそう願ったのにもかかわらず。外に出てきてしまったら、もう帰る場所などないのよ。と言った女がいたが、今になってようやく、ようやくその意味を理解できた。もう私には帰る場所などないのだ。帰ることはで…

月の光が作る影に

小さな決断を迫られる。現状何に対しても、自らの意思で決断をするということを恐れている。言いなりになっていた方が、楽に息をしていけるということに気づいてしまった。頑なに拒絶していたはずなのに。ここは静かで暗い。街灯などないから、月の光が地面…

逃げ水

気ままで気楽な午後を過ごした。人がたくさんいるところにいったのは久しぶりで、なんだか社会的なことをしているのが滑稽にも思えた。どんな人生を垣間見ても哀しみを感じてしまって、なんてことだと愕然としている。いつだって何処かに行きたくてたまらな…

花牢

実家に閉じこもっているのを正当化してくれるような長雨だと思った。 自分の弱さを反映されたような夢を見て、それが本当に私らしくて悲しい。きっとこうなってしまうだろう。ということを突き付けられる、予知夢? 気温とともに自分の熱も冷めていくような…

蕀とおせっかい

蕀の道を歩き続けている気分。 ずたずたに皮膚は引き裂かれ、裂傷だらけ。痛みに身がすくんで、脳が進むのを拒否してしまう。それでも、一握りの希望と、意地で1歩を踏み出してみたが、そこにあるのは絶壁。進めない。引き裂かれながら、道を戻るしかない、…